1.趣 旨

 今日、社会の急変、価値観の多様化で長い人生の旅路の仲、老若男女が悩み苦しんでいます。物質はゆたかでありながら生活の格差、家庭崩壊など孤独に陥り、その人達の悩み相談は、公共機関ででも救済するのが難しい状態です。青少年は「登校拒否」「いじめ」「ひきこもり」、成人では「うつ」「出社困難」そして、「自殺」などによって「孤立無業」などの言葉さえ生まれ、多くの優秀な人材が埋もれ失っていることに危惧を抱いています。

 この現実に親、教育者、会社の上司は茫然自失の状態であります。これはすべて社会的な要因の病です。その病を癒し再生、更正する目的が『こころのはな』です。癒すには場所、時間、よき指導者が必要です。そのための環境、癒しの場づくりが急務です。

 『こころのはな』は、一時避難の心のオアシスです。ここで休養し、「快復の機会をつくり」社会へと再誕する「人材ドック」の役割を果たします。また、複雑な社会の仲、価値観を喪失した心身は、大自然との触れ合いで取り戻すことが可能です。社会の中に埋もれようとしている人材の自信を取り戻すきっかけづくりが私たちの活動であり、このことが社会にとり大きな意義と考えます。

○人間性の原点に還る

 社会の熟成度が高まるにつれ、自然との乖離が心の荒廃を生む一つの要因であり、人間性を涵養する心身のバランスが崩れる原因としては「道徳教育」の欠如と考えます。昨今の社会状況、「育児放棄」「子どもへの虐待」「登校拒否」「いじめ」「体罰」「DV」「出社困難」「心身症」「老人への虐待」「自殺」など、自然界における動物以下の惨状は、現代人の知的傲慢さから生じています。高度な教育水準にありながら、原点である「人の道を示す教えがない(万人を生かすのが道であり、知的教育は部分的世界)」ことを憂えています。

 「情緒、思いやり、家庭愛、兄弟愛、敬愛、師弟愛、社会貢献への使命感」を取り戻すことが喫緊の課題です。そこで私たちは『こころのはな』を設立し、道徳教育の推進、自然体験、協働生活体験、少年から大人まで幅広く「道徳教育生活を行う」ことで人材づくりを図り、社会再生の一助、本来の共存する人間性への回帰、人間力の復活を実現し社会に貢献いたします。

2.申請に至るまでの経過

 私たちは、30数年前より青少年たちの徳育を重視した体験活動、心身の豊かさづくりについて、夏休み等に毎年合宿(協働生活)しながら具体的な活動を実施してきました。また、成人、事業者の人達には人間の原点を重視した生き方、社会貢献できる人づくりなど、徳育の実践について心のやすらぎからの自己確立をすすめてきました。そのために、古典学(四書五経を読む会)・学校や社会体験からの失敗・成功例などより具体的に学ぶ、月例研究会(にんげん学)を全国「京都・大阪・神戸・東京・名古屋・九州」において、活動を続けています。

 私たちは、今日の教育体系の中で充足できない分野(環境、現実に起きている問題、指導力)について充分に補完しうるノウハウを活かしてきました。行動、実践を重視した社会教育、生涯教育の幅広い無いようを深く掘り下げ、少しでも多くの人たちの再誕のためのノウハウを構築できる活動を続けています。
 この活動は、‘人間の原点’を再生して生きがいづくりをも目指す故、孤立無業、自殺願望の人たちの救済にも役立ちます。多彩な人材を必要とし又地道な活動を個人や任意団体レベル、多数教育で行うことは、指導する人・場所(環境)など限界があり、また、それらを継続的に行うには、ヒト・モノ・カネ・ノウハウの基盤のもとで行うことが不可欠です。

 幸い今日までの活動実績は、NPO法人の設立の必要条件も満たされ、様々な人たちの協力・賛同を得られるのでここに、NPO法人『こころのはな』を設立申請することになりました。
     
平成25年8月19日
                     特定非営利活動(NPO)法人こころのはな
                        代表者 斯波 最誠





          

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